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_NowPrinting.jpg葬送支援ネットワークの設立企画書
設立趣旨

生活保護受給者がお亡くなりになった場合、葬祭扶助費として東京都の場合は19.9万円が支給されます。しかしながら、実際には、お亡くなりになった方を棺に納棺し、火葬場まで搬送し、火葬するだけの非常に質素で機械的な作業と言わざるを得ません。従って、生花・遺影写真・お位牌・戒名・読経なども一切ありません。遺骨は骨壷に入り、木の箱に入れられ、白い覆いに入れられて渡されるだけです。これは、亡くなった方を弔うという行為以前の問題であると私たちは考えます。長い間、人生を精一杯生きてきた人間の最期がこのような有様では、あまりにも虚しいのではないか?せめて、人間として尊厳のある葬送支援活動が出来ないだろうか?限られた葬祭扶助費の中でも、私たちは心を込めてご葬儀を行い、故人を弔いたい。
そのために私たちは「葬送支援ネットワーク」を葬祭業者や僧侶などと連携しながら立ち上げることにしました。その対象は、生活保護受給者だけでなく、生活保護という最後のセーフティネットからも漏れてしまった方も含みます。

経済的余裕のない方に対して、葬儀にかかる全ての費用(約20万円)を一時的に立て替え、全てを代行します。そして、毎年のお盆やお彼岸には超宗派の僧侶たちで合同法要を行い、亡き人を偲ぶ集いを開催します。私たちは「人間の死」と言う、人間の最も厳粛な場面に、「覚悟」と「尊厳」を持って臨みたいと考えています。私たちは葬送支援の「駆け込み寺」でありたいと願っております。皆様からお預かりした会費は、「葬送支援基金」として管理運営され、生活困窮者の葬送支援活動に使われます。ご理解とご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。

葬送支援ネットワーク共同代表

_NowPrinting.jpg平久江剛志(明治大学死生学研究所研究員・志聖会代表)
中下大樹(寺ネットサンガ代表・浄土真宗僧侶)

1 名称   葬送支援ネットワーク
2 事務所  東京都新宿区歌舞伎町2-42-3  
新宿歌舞伎町・駆け込み寺内(電話 03-3227-5633)
銀行口座・みずほ銀行新宿支店・2085994 葬送支援ネットワーク
(頂いたカンパは全てホームページ上にアップされます)
3 目的 
  1) 私たちは、日本国憲法25条(※)の精神を尊重し、生活保護受給者・生活困窮者(生活保護というセーフティネットから漏れた方々)に対しての葬送支援活動を行います。
  2) 私たちは、行政や一般市民と連動し、社会貢献・福祉の精神で葬送支援を行います
3) 私たちは、葬送に関する専門職(葬儀社・僧侶等)の集まりです。
  4) 私たちは、人間が人間として尊厳のある葬送を実現できるように活動していきます

4 事業 
  1) 生活保護受給者・生活困窮者(本人の葬儀を行う責務を担う人・喪主)
に対して葬儀・納骨・供養等にかかる費用の立て替え
  2) 民俗としての葬送の学術的調査研究
  3) 葬送に関する情報収集・提供・葬儀事前相談
  4) その他,葬送支援活動を必要とする全ての活動に参加及び協力する
5 ネットワーク会員  目的に賛同するものは個人・法人は問わず会員とする
6 ネットワークの役員 代表 運営委員 会計責任者,会計監査を置く.
7 ネットワークの構成 年1回の総会,運営委員会は,随時.
8 ネットワークの会計年度 毎年1月1日から12月31日までとする.
9 ネットワーク会費  年会費 一口10,000円
本規約案は大会を経て施行し,会の発展の中で毎年,見直しを図る.

(※)日本国憲法25条

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